Adobe「Illustrator」の代替として使えるかなと思い、Affinity Designerを買ってみました。
Affinity Designerとは
Affinity DesignerはAdobeのCCのような月額課金制ではなく、一度払えばずっと使える6,000円の買い切りアプリ。今だけ4,800円になっていたのでApp Storeで購入しました。
まだ少し触ってみただけだけど、AdobeのPhotoshopやIllustratorで作ったデータをそのまま持ってきてもほぼ崩れずに再編集もできるので、使い込めばこれだけでWebデザインはできそうな感じです。
メニューも日本語に対応しているしショートカットキーもほとんど同じなので、Adobe製品を触ったことがある人ならすぐに使えるはず。
触ったことがない人でもAffinity Designerは直感的に操作しやすいので、数時間でそこそこ使えるようになると思います。公式の機能の解説動画を見ると、分かりやすいです。
日本語の縦書きができない
ただ、ひとつかなり戸惑ったのが「日本語の縦書き」に対応していないこと。今後のバージョンで対応されるかもしれませんが、現時点では未対応です。
Photoshopで作った縦書きの日本語テキストが入ったデータを持ってきてみたら、横書きになってしまいました。
今回はこれを縦書きに直す方法です。
Afinity Designerで日本語を縦書き表示するには
日本語でテキストを入力しても、そのままでは縦書きになりません。縦書きにするには操作が必要です。
手順は、
- まずは横書きでテキストを書く
- カーブに変換する
- 縦に並べて、均等配置する
カーブに変換
副ボタンクリック(右クリック)でカーブに変換を選んだら、テキストがバラバラになりグループ化されます。
縦に並べて再配置
バラバラになったテキストを一文字ずつ選択して適当に縦に並べたら、
「垂直方向に等間隔に配置」を使っていい具合に間隔を調整します。
まとめ
現時点のAffinity Designerでは、このかなり面倒な作業をしないと日本語を縦書きに並べることはできません。
単語や短文ならこれでもいいけど、長文を入力するのはちょっと無理。アップデートで対応してくれることを期待します。
それ以外の機能はIllustratorにとっても似ています。Photoshop的な機能もあるし、やりたいことは大体できます。Adobe製品より軽い動きのアプリが欲しくて、課金制ではなく、IllustratorやPhotoshopのデータを扱いたい……という方にはおすすめです。